美味しいご飯の炊き方
お米を計量する
● 重さで量る場合… 計量器を使用してお米と水の分量をそれぞれ量る。正確に量れるので炊き上がりの状態がより安定します。
● 容積で量る場合… 計量カップや升を使用する。カップに山盛り入れた後で、すり切り棒などを使用してカップの表面を平らにします。
無洗米の場合
無洗米は白米から亜糊粉層が取り除かれている分だけ、白米用の計量カップにお米が多く入ってしまいます。無洗米専用の計量カップで計量してください。
お米を洗う
溜めた水の中にお米を入れて洗米する。
合計で1~4回、水を交換して洗米する。1回目は手で2~4回攪拌したら水を捨てる。
2~4回目は攪拌する回数を少し増やして行う。
1回目は、洗った後の水を米が吸収しやすく、ヌカ臭が付きやすいので手早く行う!
無洗米の場合
無洗米は水洗いを必要としませんのでこの工程は省略します。
お米に水を加える
● 重さで量る場合… お米1に対して水1.4~1.45倍が目安。(例;米1合150gに対して水210~218g)
洗った後のお米は水分を吸収して10%ほど重くなっている。水だけを計量して加える場合は、お米の重さの約1.35倍の水を加えるとちょうどよい。
● 容積で量る場合… お米1に対して水1.2倍 (水平な状態で、炊飯機の内釜に刻まれた目盛線に合わせる)
内釜の目盛線は片側だけでなく、両側の目盛に合わせると水平に量れる。
お米を水に浸して吸水させる
夏は30分以上、冬は1時間ぐらい吸水させるとお米が十分に水分を吸収し、美味しいご飯になる。
浸漬時間が不十分だと米粒の表面だけが糊状になり、米粒の中心部への水と熱の浸透がじゃまされ、芯が残ったご飯になる。
お米を炊き上げる
炊飯器の設定を合わせてスイッチを入れる。
お米をほぐす
炊飯機のフタをあけ、ご飯をかるくかき混ぜて、余分な水分を飛ばす。光沢と旨味のあるご飯に仕上がる。
しゃもじでご飯を十字に切り、次にしゃもじを内釜の壁に沿うように差し込んで、底からご飯を持ち上げながらやさしく混ぜる。このとき米粒を押しつぶさないように、切るようにしてほぐすのがコツ。
お米を保存する
炊き上がった米飯は温かい方が美味しいので保温する。炊飯ジャーで保温する場合、2時間後から白さ・光沢・食味が徐々に低下していくので、長時間の保存は避ける。